2008年10月1日(水)

なんとか死なずに済んだけど
これからどうしょう…。

行く場所もない…。



「より子ちゃんおはよ〜。」

「みやこさん。」

「しばらくは病院にいた方が良いかしら?
こんな事になっちゃってあれだけど
前にお母さんから聞いてて他に行く場所もないみたいだし。」

それはそれで良いけど…。

「お金なんてないけど…。」

「それは大丈夫だと思うわ。
お母さん保険に入っていたでしょう、きっと。
だから入院費は心配いらないはずよ。」

そっか。
お母さんの保険金…。
なんで死んじゃったんだろう。
本当に死んじゃったの?

見えないから分からないや…。




その日の午後。
私は警察へ行く事になった。
正確には警察の病院?
お母さんがいる所。
だけど…確認するすべがない。

代わりにみやこさんに確認してもらうが
よっぽど酷いらしくてわからないらしい。

もしかしたら別人?
そんな考えまで起きてしまう。



それから結局判断できずに歯の治療の痕で本人かの確認をする事になった。
あらかじめ用意していたかのような早さで
お母さんの行っていた歯医者からカルテを持ってきた。






違えば良い。
別人でお母さんはどこかに買い物とか行ってるだけ。
そう、どれだけ思おうとしたか。

本当にお母さんが死んじゃったなんて…。


第18日〜もう少しだけ〜


戻る